by wa-shoku2007
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能登・輪島の『食』の王道を極めた男が語ります。http://www.wa-shoku.net ついに プチ リニューアル しました。 さらに魅力タップリの商品構成になった輪食でお買い物をお楽しみください。 -------------------------------------------------------------------------- 先日金沢へ輪食で販売しているカレーを持っていった。 知り合いの社長さんから電話が突然あり、 「お前今どこにいるの?」 「今日は東京ですが、明後日能登に帰ります。」 「じゃあ明明後日輪食のカレーを大量に持ってきて!」 「はい、喜んで!!・・・そんな数どうするんですか?」 「美味しかったから、今度の集まりの時に全員に配る。」 「ありがとうございます!!!」 集まりとは、金沢にある企業の社長さん方が定期的に集まっている会。 この会は年齢層はバラバラだが、入るには条件が多々るそうでなかなか入会できない。 僕は入りたくないが・・・・・ これはこれで大変有難かったし、感動した。 僕はお礼も直接言いたかったので、実際に届けに行った。 持っていった中から1つだけ抜いて、夜に会う約束をしていた同郷の友人に渡した。 その友人もこのカレーに色んな思い出を持つ門前町民。 本家の味はよく分かっている男なので、しっかり復刻できているかの感想も聞きたかった。 その彼から昨日電話があり、 “素晴らしい!” という評価をもらった。 彼はテンションがあがっていたようで、 「あの頃(中学、高校)食べてた時のことを思い出したよ!」 と言っていた。 これぞまさしく僕の目指した、この復刻カレー。 輪島市門前町に古くからあったこのカレー。 能登半島地震が起きる数ヶ月前にご主人がご病気をされ、 そのまま休業状態だった時に、追い討ちをかけるかの如く能登半島地震で店は全壊。 もう二度と口にはできなくなったカレーは、 僕を含め多くのファンをがっかりさせた。 僕はこのカレーを小学生の頃から食べていた。 僕だけではなく多くの子供たちがそうである。 いわば故郷の味でもあります。 食べたくても食べれないのであれば、復活さえちゃえ!と作ってしまいました。 このカレーに思い出を持つ同郷の方々に、 いつでもどこでも食べられるように復活させたこのカレー。 懐かしい歌や味をふとした瞬間に手にいれた時、 その時間、頭の中は一瞬にして思い出のページが次々とめくられていく。 思い出とは引出しにしまっておくようなもので、 その引き出しは日々意識して開けれるものではない。 なにかのきっかけがない限りその引き出しは開けられない。 中にはまさかまさかの引き出しもあったりするから面白い。 忘れてしまいたいことがあったにしても、 全部が全部そうでないしても、開けてしまったら以外にそうでもなかったりもする。 疲れた時や何かに嫌悪感を抱いた時、懐かしの〇〇にふと出くわした後は、 気持ちをリセットして前に進めたりもする。 懐かしむということは悪いことでもない。 成長するための原点回帰でもあると思う。 今日の輪島は広い大きな青が覆って清々しいです。
by wa-shoku2007
| 2009-06-09 18:23
| 男の独り言
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